映画 舟を編む
大きな書店でも小さな書店でも1店舗が1票を投じて決まる本屋大賞
本屋の店員さんのおすすめの本で、辞書を作るお話
面白いかも知れない
土曜日が20日で映画1000円デー、せっかくだから映画に行こうか
「ぼっちゃん、午後から映画に行こうと思うけど忙しいかしら」
「時間があるといえばあるし、無いといえば無いなぁ」
そんなことを云う君は実は行く気満々なのを悟られまいとしているのか
「舟を編む」 静かな面白い映画だった
わたしは子供の頃から辞書が好きで、枕もとに辞書を置いて
寝そべって読むのが好きだった、言葉の語釈が面白くて仕方なかった
なので辞書はこのように作られるのか
へえ、そうなのかということがとても興味深かった
調べたいことはネットで確認出来る
ここ最近、映画のパンフを買うことは無かったが
この映画のパンフは是非手にし触ってみたいと思った
辞書『大渡海』と同じサイズで、同じ表紙の色
途中、数ページは辞書と同じぬめりのある紙を使った
読み応えのある厚めのパンフなのだ
主人公は馬締光也(松田龍平)、不器用な性格のまじめちゃんは
頭の中に言葉は一杯あるのに言葉を選べず、言葉を使えない
すらすらと話せないので人と接する営業が苦手
西岡正志(オダギリジョー)、馬締ちゃんの良き先輩でパートナー
軽くてふわふわしてて繊細な男、この西岡くんと馬締ちゃんの絡みがとてもいい
オダギリジョーのファンでもあるわたし、この役の彼は最高だと思う。
「恋」とは
太ったトラ猫のトラさんを抱っこして現れる女性
馬締が一瞬で恋に落ちるのは林香具矢(宮崎あおい)
恋する気持ちを知った彼に恋の語釈が任される
ちなみにトラ役は(まいける)、カルカン猫まっしぐらの猫ちゃん
馬締くんの語釈
【恋】
ある人を好きになってしまい、
寝ても覚めてもその人が頭から離れず、
他の事が手につかなくなり、
身悶えしたくなるような心の状態。
成就すれば、天にものぼる気持ちになる
パンフより、オダギリジョーの語釈
ことば-にならない
【言葉にならない】
受けた感情をうまく伝えられない状態。
言葉にしようとしている努力は認めてあげたい。
表現における矛盾と限度を感じさせる、愛らしい言葉
ぼっちゃん、どんな映画も退屈せずに見る男だがこの映画は面白かったそうだ
帰途、辞書について語釈について 知っていることを沢山話してくれた
久々に素晴らしいおすすめの映画です、原作も読んでみようと思う
松田龍平 1983年 東京都出身
オダギリジョー 1976年 岡山県出身
宮崎あおい 1985年 東京都出身
渡辺美佐子 1932年 東京都出身
池脇千鶴 1981年 大阪府出身
八千草薫 大阪府出身
小林薫 1951年京都府出身
加藤剛 1938年静岡県出身