月が昇れば

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はじめての水晶岳 ②雲ノ平山荘編

・2018年7月23日(火)~7月29日(日)
・5泊6日
折立登山口~薬師沢小屋泊~雲の平山荘泊~水晶小屋泊
~黒部五郎小舎泊~太郎平小屋泊~折立登山口


『ミヤマモンキチョウ』
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2日目 7月24日(水)晴れ

薬師沢小屋をでて、赤い吊り橋を渡り、
ごろごろの大きな岩を、よじよじとひたすら登る。
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よじよじ、よじよじ、
くたびれた頃、視界が開けると雲ノ平アラスカ庭園だ。
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北アルプスに吹く風よ、
チングルマの果穂よ、こんにちは。
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大きな黒部五郎岳が見えてきた。
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あ、槍の穂先も見えてる。
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ハイマツの木道のクロマメノキの葉に、
憧れの高山蝶、ミヤマモンキチョウが止まる。
ほんの一瞬のレンズが捉えた、山の娘。
ようやくきみに会えました。
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水晶岳の手前に、ちいさ~な粒のような、雲ノ平山荘が見えてきました、
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雲の平山荘へ向かう木道のトレイルに、花畑花畑、花畑花畑。
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雲ノ平山荘直下のお花畑に、チングルマ、ハクサンイチゲ、ヨツバシオガマ、
アオノツガザクラ、コバイケイソウ、キバナノシャクナゲ。
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はじめての雲ノ平山荘に到着、
ひと休みしましょう。
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見晴らしの良いテラスのベンチに、ザックを置いて、
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ドアを開けて玄関へ入ります。
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新しい木の香り、なんてきれいなんだろう。
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洗面所のタイル貼りも、真鍮の蛇口も可愛い。
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食堂のドアは、雲のかたちのスリガラス、
京都のミナ・ペルホネンの入り口のドアみたい。
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テーブル横の棚には、水晶。
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本棚には文庫本、DVDいろいろ、
風立ちぬ、東京家族、木を植えた男…。
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食堂のバー・メニュー
小屋に着いてから、20:45まで。
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プレーヤーに回るレコード、白木のスピーカーから、
ボサノバがしずかに流れています。
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お昼ごはんに、わたしが注文したのはカレー、
大きなお肉がゴロゴロと5つ。
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食後にセルフで、雲ノ平ブレンドをいただきます。
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挽き立ての雲ノ平ブレンド、
珈琲好きには、たまりません。
居心地良すぎ。
地図を広げてルート確認。
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玄関で登山靴を履いて、
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13:00

さぁ、今日の予定は水晶小屋泊まり。
がんばって、水晶小屋まで歩きましょう。
雲ノ平山荘、雲ノ平は携帯圏外。
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今年は、4年ぶりのコバイケイソウの当たり年だそう。
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写真の正面に見えている水晶岳、このさき祖父岳を経由するため、
登山道はぐるりと大きくカーブしています。
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木道脇、一面のイワイチョウの絨毯。みずみずしい。
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水晶岳
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水晶岳は岩肌が黒いから、別名黒岳と呼ばれるそう。
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よし、経由する祖父岳の山頂が見えて来ました。
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雷鳥さんに出会うもぴんぼけ。
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振り返れば、薬師岳。
目下に雲ノ平山荘、雲ノ平キャンプ場、
2日目もだいぶ歩いてきたね。
時折り、電波を探すも、ずっと圏外。
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祖父岳のチングルマ
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祖父岳麓より水晶岳を望む。
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祖父岳麓より水晶岳・赤牛岳を望む。
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水晶岳を越えて、うつくしい赤牛岳へとつづく稜線、
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15:00 

祖父岳直下、雪渓を越えて水晶小屋に向かうも
予定通り歩けず時間切れ、雲の平山荘に戻ることを決める。
水晶小屋着が夕方遅くなるのは良くない。

日焼け止めを塗らなかった手の甲は赤く腫れていた。
わたしだって、コースタイムで歩きたかった。
2時間かけて登って来た道を、1時間かけて下りながら涙があふれた。
誰にもすれ違わない道で、声をあげて泣いてみた。


16:00 ふたたび雲ノ平山荘

ビール片手にベンチで涼む、山荘テラスで、
いろんなひとが話しかけてくれる。
息子くらいの青年が、デジカメで写した水晶岳の
花の写真を何枚も見せてくれた。
水晶の岩に咲く、岩桔梗がきれいなんだよと。

雲ノ平山荘のテラス、いいなあー、気持ちいいなぁー、
インドの青鬼も、おかえりって笑ってる。
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今日は稜線で電波を探したけれど、いつも圏外で、
そのうちスマホも充電切れしてしまった。
受付で尋ねるとキャンプ場手前のおおきな岩付近は、
比較的電波が入るとのこと。
(実際には入らず、機種によるのか)

こころでつぶやく、
わたしは元気です。
水晶小屋は明日、リベンジします。

この日は90人くらいの宿泊者、
夕飯は2回目の5:30より。

皮付きのジャガイモなどの野菜と
鮭の切り身の味噌鍋がメインの食卓で、
みんなでたくさんお替りをして、
その食べっぷりに、たくさん笑った。
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本日スペースは、広々ひとりお布団一枚。
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この屋根裏部屋でご一緒した、山岳会のグループのお姉さんたちは、
わたしをすぐに仲間に入れてくれて、
夕飯後のスライドショーを、一緒に見ましょうと誘ってくれた。


正面が祖父岳、
その左につづくのが水晶岳へ向かう稜線だ。
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すこし雲が流れて、岐阜の名峰、笠ヶ岳が見える。
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夕ぐれて十三夜の月が昇る。
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19:10

「黒部源流の開拓時代」スライドショー、
受付のお兄さんが伊藤圭さんと知る。
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「ゆっくり歩こう、山と人生。」

やっちゃん、がんばれ、
3日目へつづく。




※今週、2018年8月5日 よる11:00~放送の
「情熱大陸」は三俣山荘の山小屋主人、伊藤圭さん(41才)


※ミヤマモンキチョウ→山の娘
ヒュッテ大槍のてぬぐい
by tukinobo | 2018-08-01 16:00 | 北アルプス | Comments(6)
Commented by pallet-sorairo at 2018-08-01 16:52
やっちゃん、がんばれ!
ちょっとうるうるしちゃった。
Commented by cyu2 at 2018-08-01 21:11 x
そっかぁー
誰かと歩いていれば相手にぶつぶつ言ったりあたってみたりして解決できるけど、
ソロだから声を出して泣いて乗り越えたんだね、
がんばったね、やっちゃん。

薬師沢の清らかな水の流れ、釣りをやるyakoちゃんだからまた、
目に入るものが違うんでしょうね~
私も去年、あの清らかな水に裸足でじゃぶじゃぶした気持ち良さは忘れられない。
雲ノ平山荘も本当に居心地が良いよね~。
満員にならない良い時期に泊まれると、小屋の良いところがいっぱいわかるから楽しいよね。

槍まで見えたんだ~
この時期はこんな花が咲くんだ~
色々楽しませてもらってます(*^_^*)


Commented by koruko-yuki at 2018-08-01 23:16
水晶小屋は逃げない、明日があるさ。
「ゆっくり歩こう、山と人生。」

でね、yakoさんのレポ読み出したら、
お腹いっぱいになる前に、呼び水になっちゃったの。
ちょこっと行ってきます。
帰ってきたらきれいな水晶小屋が待ってるのね。

雲ノ平山荘もずいぶんステキになったのねぇ。
また行きたい。
Commented by tukinobo at 2018-08-02 11:05
> pallet-sorairoさん

そうでしょう、そうでしょう。
思い出すとふたたび目頭が熱くなるような山旅でしょう、笑。
体力も脚力も知力も回復力もおやつも、みーんな足りなくて、
もう歩けねえ。

お腹いっぱいでしょうが、つづく。

Commented by tukinobo at 2018-08-02 11:18
> cyu2さん

ちゅちゅちゃん、やっぱりさ。
自分が歩くの遅いことは、それなりに分かっていたけれどさ。
本当は何にも分かってなくて、
体力も回復力も知力も、すてきなおやつも、わたしには足りないことを
縦走2日目、身を持ってはじめて知ったからさ。
雲ノ平山荘が見えてきたとき、もう大丈夫っ、もう休めるって、ほっとしたんだね。
山で歩けなかったことではなく、下界のもろもろを思い出してて、
その口惜しさと相まって、負けるもんかと思いながら、びーびー泣いてたさ。

山小屋はありがたいわ。
雲ノ平山荘へ泊れて本当に良かったです。
3泊4日で水晶へ行こうなんて、計画は見直して、
まだまだ、山旅つづきます。



Commented by tukinobo at 2018-08-02 11:26
> koruko-yukiさん

>でね、yakoさんのレポ読み出したら、
>お腹いっぱいになる前に、呼び水になっちゃったの。
>ちょこっと行ってきます。

えええ、まじっすか、(^-^)
ゆきさん、これから、お腹いっぱいにしようと思ったのにぃ~。

良い夏山を楽しんで、いってらっしゃい。
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軽めの山歩きが好きです、釣りも始めました、おやつ好きです、お酒は少し、ジャンルにこだわりなくゆるゆる書いてます。名前は「やこ」です。


by tukinobo
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