月が昇れば

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はじめての水晶岳 ④黒部五郎小舎編

・2018年7月23日(火)~7月29日(日)
・5泊6日
折立登山口~薬師沢小屋泊~雲の平山荘泊~水晶小屋泊
~黒部五郎小舎泊~太郎平小屋泊~折立登山口


『4:54 水晶小屋からの日の出』
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4日目 7月27日(金)晴れ


夕焼けを見て、同室のひとらとすっかり仲良くなり、
水晶小屋では消灯とともに泥のように眠る。
寝つきが悪いわたしには、ようやくの睡眠。

夜中に目を覚ますと、スマホの電波有り、
下界で心配している人々に、ラインのやりとりをして
励ましてもらい、安心してまた眠る。

朝の気配に起きると、早朝から水晶岳に往復してきた
お兄さんふたり、下山ルートの相談をしているところだった。

起き抜けのままカメラを探して、窓からの日の出をパチリ。
今日もいい天気だ、さぁ、がんばろう。




5:00 朝食

水晶小屋の朝ご飯、雲ノ平と同じ、岩魚の甘露煮、
さつま芋の素揚げ、梅干し。

めずらしく高山病にもならず、全部食べられた。
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6:00

さぁ、出発。
剱岳、後立山連峰、遥か遠くの山並みまでくっきり。
まだ、歩いていないエリアなので、
山の名前がよく分からない。
野口五郎岳や烏帽子岳も見えるそう。
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槍ヶ岳・穂高、常念、大天井岳、遠く富士山までくっきり。
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「分岐まで一緒に歩きましょう。」
水晶小屋のテラスで待っていてくれたふたりと、
一緒に下山開始。

正面が祖父岳、その奥は黒部五郎岳のカール。
左へつづくのは、三俣山荘への道、
右上は北の俣岳、右下は雲ノ平。

「3人の影が見えるよ。」
「本当だ、良い記念になるねぇ。」
山に映る影に、手をふってみる。
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長い夏休みを気ままに北アルプスですごす予定の
大きいお兄さんとは、鷲羽岳経由の分岐でお別れ。

もうひとりのお兄さんは、新穂高から1泊2日ピストン水晶泊まり。
下山のスピードも、違うであろう。
右ひざが痛んで、かばいながら歩くわたしに、
小幅で最小で、足を置ける場所をえらんで歩くんだよ。
見本を見せつつ、歩みを合わせてくれる。

おかげさまでコースタイム通り、順調に下りて黒部源流碑。
新穂高へ向かう青年とここでお別れ。
ひとり三俣山荘へ向かう。
山では貴重なおやつを、しゃりばてしないようにと、
たくさん分けてもらった、いい奴だ、感謝だ。
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8:00
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9:00 三俣山荘
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展望食堂にて、ボロネーゼ
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わたしの足では、この先なかなか来れないであろう。
展望食堂、槍ヶ岳を見ながら、サイフォンコーヒーを楽しもう、
今日は黒部五郎小舎までなので、余裕のよっちゃん(のはずだ)。
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三俣山荘の山小屋主人、伊藤圭さんのお子さんふたり、
売店で座って店番していたので、岩魚の山バッチを買い、
ちいさな手から、おつりをもらう。

さぁ、がんばろう、
がんばれ、やこのすけ。
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右端が、今回は山頂を経由しなかった鷲羽岳。
中央やや左は水晶岳、左端は祖父岳。
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鷲が羽を広げたような鷲羽岳、
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ハクサンイチゲ。
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三俣蓮華、巻き道の雪渓、
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雪渓から、振り返る鷲羽岳。
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イワヒバリさん、
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左から雲ノ平、祖父岳、水晶岳、鷲羽岳、
昨日今日、ぐるりと歩いて来た道、気持ちよすぎのトレイル。
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水晶岳をズームで撮影してみる、
水晶見納め。
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鷲羽、見納め。
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見渡す傾斜一面に、シナノキンバイの花畑花畑。
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ズームで黒部五郎カール、
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ここからは下って下って、谷にある黒部五郎小舎へ向かう。
下りは苦手なので、カメラはザックに収納。

15:00 黒部五郎小舎
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2016年8月につづき、二度目の黒部五郎小舎、
夕飯はサクサクの天ぷら。
ここのご飯は、めっちゃおいしいんだよ。
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案内された部屋は、7人部屋にひとり。
ぬらしたタオルで、足を冷やしてマッサージするも、
丸太のように腫れている。
明日、土曜は台風通過の影響で風が出るらしい。
明後日、日曜は台風も過ぎて、天候回復するそうだ。
小屋の天気予報を見るも、情報は少なく、
台風の影響で風があるという意味も、よくわかっていなかった。

ピストンで水晶小屋から薬師沢小屋に向かえば、
土曜日には折立に、下山出来たかも知れないなぁ、
どうして、そうしなかったんだろう。
地図を広げて明日の行程を確認し、消灯を待たず早めに眠る。
黒部五郎小舎 スマホ圏外。


さぁ、ゆっくり休め、
やこのすけ。



最終編へつづく。

by tukinobo | 2018-08-03 14:00 | 北アルプス | Comments(2)
Commented by slow-trek at 2018-08-03 22:49
さぁ、ゆっくり休め、
やこのすけ。

このモノローグいいなぁ
ヤコさんの心のつぶやき伝わって来ます。
挫折や、焦燥があり、突然襲ってくる
寂寥感があってこそ、登山が山旅になると
そう思ってます。
いい山旅してるぞ、やこのすけ。(^.^)
Commented by tukinobo at 2018-08-04 10:06
> ただいま、スロさん。

大きすぎる山の奥で、ひとりぼっちで心細くて、
ひたすら、ちいさな自分につぶやいて。
やわな体に無理をたくさんして。

たったの5泊6日の、一週間足らずの旅は終わり。
見たかった景色や、カメラに写したかったもの。
小屋で欲しかったもの。
深い悲しみ、愛しきもの、未だ、ごちゃまぜの
濁った感情を携えたまま。

写真を並べて、少ない言葉を添えただけのやこたび(山旅)。
山の先輩がたの気持ちが、すこし分かった気がしたね。
あら、モノローグ、良いですか。

多用すると、いやらしいかしらん、笑。
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軽めの山歩きが好きです、釣りも始めました、おやつ好きです、お酒は少し、ジャンルにこだわりなくゆるゆる書いてます。名前は「やこ」です。


by tukinobo
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